ルーレットで赤黒を交互にマーチンゲール法で賭けると勝ちやすいのか解説!

2020年4月28日

ルーレットの赤or黒に賭ける時、どうやって色を選んで賭けていますか?

特にマーチンゲール法で勝つには、この赤黒の2択が重要となります。

今回は、そんなマーチンゲール法を使った時に、ルーレットの赤黒を交互に賭けたら勝ちやすいのか?について考えてみます。

また、ずっと赤ばかりなど同じ色に賭け続けた時についても、合わせて検証してみますね。

【先に結論】

・どのような賭け方をしても勝ちやすさは同じ。

・赤黒交互に賭けても、赤だけや黒だけに賭け続けても確率は変わらない。

 


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赤黒を交互でも連続でも勝ちやすさは同じ

ルーレットには緑色の0があるので、赤黒それぞれが出る確率は正確には2分の1ではありません。

ただ、緑色の0も入れて考えるとややこしくなるので、今回は0を無視して赤か黒の2つの色に絞って検証します。

 

ルーレットには、1~36までの合計36個の数字がありますが、赤と黒の数はちょうど半分ずつです。

赤が出る確率は2分の1。

黒が出る確率も、同じく2分の1。

ですね。

確率で言えば50%で、ここに異論はないと思います。

 

で、この赤黒にマーチンゲール法を使って、交互に賭けたら勝ちやすいのか?ですよね。

具体的には・・・

→黒→→黒→→黒→→黒→→黒…

と、交互にひたすら賭けていくわけですが、このように交互に賭けても勝ちやすくはなりません。

勝ちやすい=当たりやすいと言う意味ですが、赤黒を交互に賭けても当たりやすさは同じです。

 

交互に賭けても当たる確率は1/2

もし、赤黒を交互に賭けて当たりやすくなるのなら、それは当たる確率が上がっているわけです。

でも、実際にそんなことは起こりません。

例えば、赤が出た次のゲームに黒を賭けても、その黒が出やすくなることはないです。

 

・今、赤が出ました。その次のゲームで黒が出る確率は2分の1です。

・今、黒が出ました。その次のゲームで赤が出る確率は2分の1です。

・今、赤が出ました。その次のゲームで黒が出ました。更にその次のゲームで、赤が出る確率は2分の1です。

・・・以後、永遠に繰り返しますが、どこまで行っても次のゲームで赤、もしくは黒が出る確率はそれぞれ2分の1です。

 

もう、これが今回の答えです。

ルーレットでは、常に赤か黒が出る確率は2分の1です!

赤黒の出る確率が2分の1と言うことは、どちらに賭けても当たる確率は同じと言うことですよね。

どちらか一方の色が、当たりやすいことはありません。

当たりやすさが同じなら、例え赤黒と交互に賭けても勝ちやすさも変わらないわけです。

 

マーチンゲールでも勝ちやすさは変わらない

このことから言えるのは、マーチンゲール法を使っても当たりやすくはならないので、当然勝ちやすくもなりません。

マーチンゲール法は、賭ける金額を一定の法則に従って増やして行く賭け方です。

いくら金額を増やして賭けても、赤や黒に賭けて当たる確率は各2分の1だからです。

 

例えば、赤に1ドル賭けた時と赤に128ドル賭けた時では、当たる確率に違いがあるのでしょうか?

どちらの場合も、赤が出る確率は2分の1です。

当たりやすさが同じなので、勝ちやすさも同じですよね。

 

マーチンゲール法は、当たればその時点の負けを一気に回収できる賭け方です。

「当たれば」です。

でも、その「当たれば」が変わらず2分の1なので、勝ちやすさは同じなんです。

 

もう一度言います。

ルーレットでは、赤に少額賭けても多額賭けても、当たる確率は2分の1です。

空回ししても、赤が出る確率は2分の1です。

マーチンゲール法を使ったからと言って、当たりやすくなることはありません。

 

素直に考えれば当たり前のことだと思いますが、みなさんどう思いますでしょうか?

納得行かないかもしれませんが、その納得行かない理由は人間の心理が原因だと思います。

その理由は後述しますので、とりあえず次に読み進めて下さい。

 

同じ色に賭け続けても確率は1/2

次に赤黒の交互ではなく、「赤だけ」「黒だけ」と同じ色に連続して賭けたら勝ちやすい(当たりやすい)のでしょうか?

ギネスでは、ルーレットで同じ色が連続で22回出た記録が載っているようです。

赤黒と交互に賭けるよりも、どちらか一方の色に連続で賭け続ける方が当たりにくい気がします。

でも、これも確率から考えると同じです。

 

・今、赤が出ました。その次のゲームで赤が出る確率は2分の1です。

・今、黒が出ました。その次のゲームで黒が出る確率は2分の1です。

・今、赤が出ました。その次のゲームでも赤が出ました。更にその次のゲームでも、赤が出る確率は2分の1です。

 

「え?でも、ギネスに載っている同じ色が連続で22回出る確率は、2分の1じゃないよね?」

「連続で同じ色が出続けるには、それが起こる確率はどんどん低くなっていくはずでは?」

確かにそうなんですけど、こう疑問に思った人はちょっと勘違いをされています。

 

過去の結果に次ゲームは影響されない

まずルーレットで、同じ色が連続で22回出る確率は0.00002%です。

1,000万回に2回の確率ですね。

以後分かりやすいように、同じ色が連続で10回出たと言い換えます。

 

赤が10回連続で出る確率は0.098%です。

これを約0.1%とすると、1,000回に1回に起こる確率ですね。

でも9回連続で赤が出た後、その次の10回目で赤が出る確率は2分の1です。

この違いは分かりますか?

 

赤赤赤赤・・・と10回連続で出る確率は0.1%ですが、それぞれ1回ずつ個別で見てみると2分の1の確率です。

2分の1が10回連続で続くので、これが起こる確率が約0.1%になるのです。

 

何が言いたいかと言うと、10回連続で赤が出ても各1回ずつは2分の1の積み重ねです。

途中で赤が出やすくなったり、出にくくなったりはしません。

4連続で赤が出ても9連続で赤が出ても、その次に赤が出る確率は2分の1です。

確率とは、それまでの過去の結果がどのようになっていても、これから先の未来の結果は影響を受けないと言うことです。

確率とは、常に変わらず一定なんです。

 

もう一度言います。

赤が9連続で出ても、その次の10回目で赤が出る確率は2分の1(50%)。

そして、赤が10回連続で出る確率は0.1%です。

この2つの違いを混同しないで下さい。

 

だから、赤黒交互に賭けても赤だけに連続で賭けても、その次のゲームで赤が出る確率は2分の1。

よって、交互に賭けようが連続で賭けようが、ルーレットで勝ちやすくはならないのです。

 

交互や連続で出ると心理的に気になる

先ほど「人間の心理が原因」と書きました。

ここまで読んでまだ腑に落ちない人はここをぜひ理解して欲しいです。

 

例えば、ルーレットで「赤黒赤黒赤」と交互に出ると「次は黒かな?」って思いますよね?

また、「赤赤赤赤赤」と連続で出ると「次も赤かな?」「いや、もういい加減黒だろ?」と予想しちゃいます。

でも、これは人間が心理的に勝手にそう思っているだけで、確率から考えれば全く根拠のない予想になります。

 

「赤黒赤黒赤」と交互に出ても、次に赤が出る確率は50%、もしくは次に黒が出る確率も50%です。

「赤赤赤赤赤」と連続出ても、次に赤が出る確率は50%、もしくは次に黒が出る確率も50%です。

過去がどういった結果であれ、この先に起こる確率には影響を与えません。

これは、すでに説明しましたよね。

 

つまり「何となく赤が出そう」とか「そろそろ黒だろ」と言うのは、人間の心理として「そういう気がするだけ」です。

早い話が「気のせい」なんですよ。

人間って、「交互」や「連続」など規則性があるものには、無意識に注目するからです。

 

どんな組み合わせでも出る確率は同じ

もう一つ、例を挙げます。

先ほど赤が10回連続で出る確率は0.1%と書きました。

では9回連続で赤が出て、次の10回目に黒が出る確率は何%でしょうか?

9回目が終わった時点で見れば、次の10ゲーム目で黒が出る確率は2分の1(50%)です。

 

赤赤赤 赤赤赤 赤赤赤 赤」と、赤がこのような”組み合わせ”で、10回連続で出る確率は0.1%ですよね。

でも「赤赤赤 赤赤赤 赤赤赤 黒」と、このような”組み合わせ”で出る確率も、これまた同じ0.1%です。

 

では「赤赤赤 黒黒黒 赤赤赤 黒」、この”組み合わせ”で出る確率は何%でしょうか?

はい、同じく0.1%ですね。

 

赤赤 赤赤」はどうですか?

こちらも、この”組み合わせ”で出る確率は0.1%ですね。

 

各1回ごとに特定の色が出る確率が2分の1(50%)で、この2分の1の確率の積み重ねの”組み合わせ”が、0.1%と言う確率になっています。

ルーレットで10回勝負した時、赤と黒が”ある決められた組み合わせ”で出る確率は0.1%なんです。

 

「赤が10回連続」「赤黒交互に合計10回」などは、規則性があるため人間の心理的に気になります。

でも、「赤赤赤 赤赤」のような不規則な組み合わせでも、この通りに出る確率は0.1%です。

「交互」や「連続」が、当たりやすい(出やすい)”特別な組み合わせ”ではないのです。

規則性がある組み合わせでも、不規則な組み合わせでも確率は同じなので、当たりやすいとか勝ちやすいということはありません。

 

交互に賭けても当たりやすくならない

と言うわけで、冒頭に書いた結論にたどり着きます。

ルーレットで10回勝負した時、「黒」と、赤黒が交互で出る組み合わせは0.1%。

赤赤」と、10回目が交互にならない組み合わせが出る確率も0.1%です。

 

結局は、「交互」と言うのは過去の結果なんです。

ルーレットは、過去の結果が未来の結果に影響を与えることはありません。

こういうのを「確率の独立事象」って言う(?)らしいです。

過去の結果から未来の結果を予想することはできますが、それはあくまで人間の心理的な予想であって、確率論から考えると全く根拠のない予想になります。

ルーレットを楽しむ分には予想することは良いですが、決して当たりやすくはなりませんので注意が必要です。

 

【結論】マーチンゲール法でも当たる確率は同じ

まとめます。

マーチンゲール法は、賭ける金額を増やして行く手法です。

基本はルーレットの赤黒や偶数奇数など、2分の1の勝負に使います。

 

ルーレットは、賭ける金額が多くても少なくても当たる確率は同じです。

特定の色や数字にたくさん賭けたからと言って、その色や数字が出やすくなることはありません。

つまり、マーチンゲール法で賭けたからと言って、特別当たりやすくはならないのです。

 

「当たった時に」一気に負けを取り戻せるのが、マーチンゲール法の特徴です。

この「当たった時に」が重要。

マーチンゲール法は、当たった後のことだからです。

もし、単純に当たりやすくしたいだけなら、赤黒の両方に賭ければ当たりやすくなります。

でもこれでは、マーチンゲール法とは言えませんよね。

 

そして「交互に賭ける」ですが、交互に賭けても連続して賭けても、また不規則にランダムに賭けても、次に赤が出る確率は2分の1。同じく、黒が出る確率も2分の1です。

「交互」「連続」は、それまでの過去の結果です。

それまでの過去の結果が「交互」や「連続」になっていると、人間の心理として気になります。

過去の結果に規則性があると、人間は勝手にそれを法則化して未来を予想してしまうのです。

 

結果を予想することは、ルーレットの楽しみのひとつでもあるので、それはそれで良いことです。

でも勝手に法則化して予想しても、それは根拠のない予想なので勝ちやすくはなりません。

ルーレットでは赤もしくは黒が出る確率は毎ゲーム同じです。

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