ルーレットで黒が連続して27回出たカジノの世界記録の確率を計算してみた

2020年4月29日

生まれつきヒキ弱な、元パチンコ店店長の”ななしー”です。

今回は、カジノのルーレットの確率のお話です。

どうやら世界記録では、黒が連続して27回も出たらしいですね。

ウソか本当かは別として、それが一体どれぐらいの確率で起こるものなのか気になります。

 

また、黒が連続27回はともかく、10回連続ぐらいなら誰にでも起こりえることです。

さて、その確率はどれぐらいでしょう?

答えは0.1%なんですが、「0.1%なんて低い確率は、俺には関係ない」と思った人は、必ずこの記事を読むことをおすすめします。

ルーレット以外の確率と見比べながら、色々と調べてみました。

 

 

目次を読めば、おおよその結論が分かります。気になるところをクリック↓


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ルーレットで黒が連続27回出る確率は1億3千万分の1の確率

ルーレットで黒(同じ色)が連続で出る確率の計算式は、2のn乗分の1。

分かりやすく言うと、2を倍々にして掛け算して行けばいいわけです。※今回は、緑色の0は無視しています。

で、黒が27回連続で出る確率ですが、2を27回掛けると約1億3千万になるので、1億3千万分の1の確率になるわけです。

※細かい数字は無視します。何となくの雰囲気で分かって下さい。

 

この黒が27回連続で出る確率を、その他のことと比べてみます。

そうすれば、どれぐらいスゴイことか実感がわくでしょ?

 

 

パーレー法で黒が連続27回出ると1億3千万円儲かる

パーレー法(別名 逆マーチンゲール法)は、ルーレットの2倍配当のゲームで使い、当たった時にどんどんその賭け金を倍々にして賭けて行く方法です。

1ドルを賭けて当たると、2ドルの配当がもらえます。

次のゲームでは、その配当の2ドルを全額賭けます。

当たったら4ドルの配当なので・・・と、当たった配当をそのまま次のゲームに繰り越して賭ける方法です。

 

パーレー法でいくら儲かるのかは、黒が連続で出る確率と同じ計算ですよね。

もし、ルーレットで黒が27回連続で出て、それにパーレー法で賭けていた場合は、当たった時の配当が27回2倍になって戻って来るわけです。

1ドルx2倍x2倍x2倍x2倍・・・を27回です。

これも2の27乗の計算になるので、その金額は1億3千万ドルですね。

日本円に換算すると、約140億円ぐらいになります。

 

たった1ドルからスタートして、ルーレットでパーレー法で27回連続で当て続けると、なんと1億3千万倍になって返って来るのです。

2ドルスタートなら、更にその倍の2億6千万倍ですね。

 

起こりえる確率が0ではない以上、ルーレットではこうしたミラクルも期待できます。

しかし、実際にはテーブルリミットと言って、1ゲームで賭けることができる上限金額が設定されていますので、パーレー法は途中までしか使えません。

テーブルリミットの上限金額で賭け続けるか、再び1ドルからスタートし直すことになります。

逆に言えばカジノ側はこうした桁外れの大勝ちができないように、テーブルリミットを設定しているのです。

 

マーチンゲール法は負けた時、パーレー法は勝った時です。

 

日本国民全員でルーレットで勝負すれば、そのうち一人は黒が27回連続で出る計算になる

日本の人口が、現在何人ぐらいか知っていますか?

約1億2千6百万人です。

ちょうど、黒が連続で27回出る確率と近い数字ですね。

 

と言うことは、日本国民全員でルーレットの赤or黒に賭け続けてハズレるまで勝負すると、そのうちの一人は連続で黒が27回出る計算になります。

これは、日本国民の半分の人が各2回ずつ勝負しても、そのうちの一人が27回連続で黒が出る計算にもなります。

 

こう考えると「もしかしたら、黒が27回連続って意外とできそうかも?」って思いませんか?

自分一人で黒を連続27回を達成しようとするのはまず不可能です。

でも大人数で何度か挑戦すれば、意外と世界記録が達成できそうな確率でもありそうです。

だからこそ、やはりカジノ側がテーブルリミットを設定しているんですね。

 

実際のカジノでは、基本24時間365日いくつものテーブルでルーレットが稼働しています。

このような状況下では、いつかはこうした「27回連続黒」など極稀な確率が起こっても不思議ではないからです。

どんなに低い確率でも、挑戦し続けることが大切なんですね。

 

ジャンボ宝くじの1等は黒が連続27回出るよりも6倍当たりやすい

こういう確率モノで必ず登場するのが、ジャンボ宝くじ。

1等の7億円が、当たる確率って知ってますか?

2000万分の1です。

 

「え?そんなに当たりやすいの?」って思いませんでしたか?

先ほどのルーレットで黒が連続で27回出る確率が1億3千万分の1なので、この約6倍も当たりやすいことになります。

もう感覚がマヒしてますね。

今宝くじ買ったら、なぜか当たりそうな気すらして来ました(笑)。

 

アメリカの宝くじは、黒が連続で27回出る確率よりも2倍当たりにくいが配当が大きい

海外の宝くじの賞金がケタ違いにスゴイことは、ニュースなどで聞いたことがあると思います。

その代表的な宝くじが、アメリカのメガミリオンズとパワーボール。

宝くじと言うより、日本のロトのように好きな数字を選んで買うくじです。

 

その1等の当選確率は、およそ3億分の1!

ルーレットで黒が連続で27回出る確率よりも、約2倍以上も当たり辛い確率です。

でも、メガミリオンズとパワーボールは、1等のジャックポットが当たれば数百億円以上の賞金がもらえます。

まさにアメリカンドリームですね。

 

3億分の1はさすがに…と思いますが、黒をもう1回余分に連続で28回出せば同じことです(笑)。

ルーレットでは黒が連続27回が世界記録ですが、メガミリオンズとパワーボールは、過去何回も1等の当選者が誕生しています。

それだけ宝くじを購入している人が多いのも事実ですが、どれだけ確率が低くてもやはり確率が0ではない以上、「誰かが当たる・いつかは当たる」ものなんだなと思います。

ギャンブルは、諦めずに挑戦し続けることが大切ですね。

 

またメガミリオンズとパワーボールは、当たる確率と当たった時の賞金のバランスを比べれば、日本のジャンボ宝くじよりは”効率がいい”と言えるでしょう。

海外の宝くじが気になった人には、こちらの記事がおすすめです。

 

 

 

ルーレットで同じ色が10回連続で出る確率は512分の1

ルーレットの世界記録の凄さが、何となく分かったところで現実の世界に戻ります。

ここからはマーチンゲール法など、2分の1の攻略法を使っている人に読んで欲しいです。

 

皆さん、ルーレットで同じ色が連続して出続けるのは、実際にはどれぐらいの回数なら起こりそうだと思いますか?

5回連続なら、何度も経験アリ?

10回連続は、さすがに起こらないでしょ?

そこでマーチンゲール法で10連敗する確率が、一体どれぐらいのものかを計算してみました。

 

マーチンゲール法を使う場合、連敗するとどんどん賭け金が大きくなっていきますよね。

マーチンゲール法で1ドルスタートから9連敗すると、10回目の賭け金は512ドルにもなります。

この10回目もハズレると、それまでの累計損失額は1023ドル。

次の11回目では、1024ドルも賭けなければなりません。

こうした連敗した時の大きな損失が、マーチンゲール法のデメリットです。

 

ルーレットで、同じ色が10回連続で出続ける確率は512分1です。

本来なら2の10乗は1024ですが、ルーレットで「同じ色」ですから1回目は赤黒どちらの色でもいいわけです。

マーチンゲール法での連敗ですから、1回目でハズレて次の2回目から連続をカウントします。

1回目で当たった場合は、再度1回目から”やり直し”になりますので、実際には1回目は確率にカウントしないのが僕の考え方です。

つまり「1回目に赤か黒が出て、そのあとに9回連続1回目で出た色が出続ける確率」と考えることができるからです。※2の9乗は512です。

 

マーチンゲール法で10連敗する確率は約0.2%

マーチンゲール法で10連敗する確率は、本来なら1024分の1です。

でも、僕は初めの1回目は数えずに実質9連敗と考えて、512分の1としています。

 

1024分の1は、%で表すと約0.1%。

512分の1は0.2%。

 

0.1%と0.2%では、その差は僅かに0.1%しかありませんが、割合で言えば2倍違います。

乱暴な言い方をすれば、ルーレットで黒が連続27回出る確率と、メガミリオンズとパワーボールでジャックポットが当たる確率と同じ違いがあるわけです。

 

どう考えるかはお任せしますが、少なくともこれだけの確率でマーチンゲール法で10連敗します。

10連敗すると、累計1023ドルの負けになります。

予算があれば11回目に1024ドル賭けて勝負すればいいですが、1000ドルって約11万円ですからね。

1ドルスタートした時には、まさかここまで・・・と誰もが思う金額です。

 

実際のルーレットでは緑色の0があるので、連敗する確率はもっと高くなります。

 

【まとめ】ギャンブルや確率に絶対はないことを知ったうえで勝負する

先ほどの黒が連続27回出る”1億3千万分の1の確率”は、さすがに夢の世界の数字で「自分には起こらない、関係ない」と思ってしまいます。

でも、512分の1や1024分の1の確率は、誰にでも起こるすごく身近な数字だと思いませんか?

 

僕が伝えたいのは、「マーチンゲール法を使えば必ず勝てる!」と言う考え方は危険と言うことです。

「マーチンゲール法を使う場合、0.1%の確率で10連敗します」と言われても、「0.1%なんか起こらない。自分には関係ない」と普通は思ってしまいます。

これが危険な思考です。

 

ギャンブルに「絶対」はありません。

僕は、どんなに天文学的な低い確率でも、0%か100%以外は起こるものだと思っています。

「ルーレットで10回連続で同じ色が続いた!おかしい!イカサマだ!」と言う人を見かけますが、それはちょっと違うんじゃないかな、と。

 

0.1%ぐらいの”高”確率がおかしいのなら、ジャンボ宝くじの1等はイカサマになってしまいます。

メガミリオンズとパワーボールなんか、どう説明すればいいのでしょうか?

ジャックポットが当たった人が、実名で公表されているので疑う余地はありません。

 

マーチンゲール法を使う時は、こうした連敗するリスクも知ったうえで実戦するべきです。

「絶対」と思った時点で、ギャンブルは勝てません。

ギャンブルとは、あらゆる可能性を残して勝負した方が、意外な結果が出た時に面白いのです。

以下の記事では、ルーレットで交互に賭けたり連続して賭けたりした時の確率について、もっと踏み込んで書いています。

 

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