ベラジョンカジノの利益に納税義務はある?税金の計算方法を正しく解説!

2020年5月9日

皆さんが気になるベラジョンカジノの税金についてです。

ベラジョンで儲けた利益には、納税する義務があるのかどうか…?

もし納税が必要なら、その計算方法も気になります。

詳しいことは、税務署や税理士さんに聞くのが確実ですが、自分の備忘録も兼ねてオンラインカジノの税金について書いていきます。

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儲けた利益は納税する義務がある

ベラジョンカジノはオンラインカジノです。

オンラインカジノは、本物のお金を賭けることができるギャンブルです。

日本の法律ではギャンブルで儲けた利益にも納税する義務があります。

つまりベラジョンカジノの利益も、きちんと納税しなければならないのです。

 

と言うわけで、「もしかしたら税金はかからない…?」と淡い期待をしていた人にとっては、残念?な結果になってしまいました。

利益を納税しなければ、それは脱税となります。

税金は正しく納めましょう。

 

一時所得として確定申告で納税

ギャンブルの利益は、所得税の中の一時所得になります。

会社からもらう給料は所得税の中の給与所得になり、源泉徴収により勝手に納税されます。

しかし、一時所得は確定申告で納税します。

だから自分から納税する必要があるのです。

 

利益の計算方法は1ゲームごと

ベラジョンカジノの利益を計算する際に、その計算方法を勘違いしている人が多いように思います。

ベラジョンカジノは、1ゲームごとに利益を計算します。

1日単位ではありません。

 

また勝ったゲームの利益にのみ納税する義務があります(課税対象になる)

負けたゲームは税金の計算に入れません。

負けゲームは一切無視して下さい。

これは勝ったゲームの利益から負けたゲームの損失を差し引くことができないことを意味します。

 

具体例を挙げます。

【1ゲーム目】

3ドルベット→勝ち

9ドルの配当を受け取ったので6ドルの利益

 

【2ゲーム目】

5ドルベット→勝ち

15ドルの配当を受け取ったので10ドルの利益

 

【3ゲーム目】

7ドルベットして負け 7ドルの損失

 

この場合、3ゲームトータルの収支は9ドルの利益(儲け)です。

6+10-7=9ですね。

 

でも一時所得で納税の対象となるのは勝ったゲームのみ。

つまり3ゲーム目は一切無視します。

6+10=16 となるので、この16ドルに対して税金がかかってくるわけです。

 

ベラジョンカジノの利益を計算する時は、ここが一番勘違いしやすいポイントです。

1ゲームごとに、そして勝ったゲームのみ利益を足して行くのが、正しい税金の計算方法です。

実際に税務署に電話で聞いたことなので間違えありません。

 

余談ですが、少し前に競馬のハズレ馬券が経費(損失)になるか?と言う裁判がありましたよね。

裁判では競馬を事業としてやっているのでハズレ馬券も経費で認められましたが、通常はハズレ馬券は経費になりません。

 

馬券を10枚買って、そのうち1枚が当たったとします。

一時所得の利益は当たった1枚の馬券でのみ計算し、残りの9枚のハズレ馬券は無視します。

競馬の馬券も、1枚単位で計算するのです。

ちょっと面倒な計算方法ですが、現在の税法ではこのように利益を求めます。

 

年間50万円までは非課税

所得税はその年1年間の利益を合計して納税します。

一時所得も同じですので、1年間のベラジョンカジノの利益を合計するわけです。

その合計した利益に税率を掛けるわけですが、その前に一時所得には「50万円までは納税しなくてもよい」と言うオマケがあるのです。

利益の合計から、この特別控除の50万円を引きましょう。

そして残った金額に税率を掛けた金額が、実際の納める納税額になります。

 

ある年のベラジョンカジノの利益の合計が120万円だとします。

120万円 ― 50万円 = 70万円

税率が5%とすると…

70万円 x 5% = 3万5千円

 

120万円の利益なら、3万5千円の納税額になります。

意外と少ない?ですよね。

50万円もオマケしてくれるのが大きいです。

※税率は人それぞれ違います。

給与所得が多いなど、たくさん稼いでいる人は税率も高くなります。

 

支払い調書は発行されない

ベラジョンカジノからは、プレイヤーが稼いだ利益の支払い調書は発行されません。

支払い調書とは「〇〇さんはベラジョンカジノで〇〇万円稼ぎましたよ」と言う証明書みたいなもの。

給与を支払っている会社が発行する、源泉徴収票と同じものと思って下さい。

ただ、源泉徴収票は必ず発行しなければいけませんが、支払い調書は発行の義務がないと言う違いがあります。

 

この支払い調書があれば自分で利益を計算する必要もなく、その内容に従って納税すればいいだけなんですが…。

発行されないものは仕方がないので、自分でベラジョンカジノの利益を計算しましょう。

尚、ベラジョンカジノに限らず、オンラインカジノで支払い調書を発行するサイトはありません。

 

履歴から利益を確認する

「ベラジョンカジノで、今までどれだけ稼いだか覚えてないよ…」と言う人は、ベラジョンカジノのマイカジノから履歴で確認ができます。

今日から遡って、6か月前まで履歴が残っています。

この中で勝ったゲームの利益を足せばいいわけです。

以上がベラジョンカジノの利益の納税の計算方法です。

税法上ではこのようになっています。

税金は正しく計算して期限までに納めましょう。

 

違法行為でも納税義務がある

「そもそも、ベラジョンカジノって違法じゃね?利益を納税する以前の問題では?」と言う思うかもしれません。

ベラジョンカジノの違法性については、こちらの記事で詳しく解説しています。

ベラジョンカジノは日本で違法なのか?逮捕される可能性について調べてみた

 

意外と思うかもしれませんが、仮にベラジョンカジノが違法としても、利益が発生すれば納税義務も発生するのです。

違法行為で儲けても、税金を払わないといけないんですね。

 

【結論】税務署や税理士により違う

最後にもう一度お断りしておきます。

今回書いた記事の内容は、僕が個人的に調べた備忘録です。

法律の内容や解釈が、間違っている可能性もあります。

僕は税金の素人ですので、税金については税務署か税理士さんに聞いて下さい。

 

税法は複雑ですし、毎年改正されて行きます。

専門家以外のネット情報は、信用しない方が無難です。

僕は今回のように毎回税務署に電話して確認しています。

 

またオンラインカジノは正式に合法と認められていないギャンブルです。

このようなケースでは、税務署の担当者や税理士さんにより見解が違うこともあります。

数年前のビットコインの時が、まさにそうでした。

税務署に電話して聞いても「国税庁が見解を出していないので、現在では何とも言えない」と言われた記憶があります。

 

そうですよね。

税務署も税理士さんも、税法に基づいて判断しているわけです。

新しくできたビットコインについて法律が変わらない限り、何とも判断できないのは当然です。

これは現在のオンラインカジノにも当てはまるかもしれません。

IRカジノが現実味を帯びてきたら、税法も改正されると思います。

 

尚、金融機関の口座を税務署に隠すことはできません。

ネット銀行でもバレます。

しつこいようですが…脱税はダメです。

税金は正しく計算して納期までに納めましょう。

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