豪華客船”飛鳥”のカジノは合法的に換金できる?クルーズ船内なら違法にならないのか解説!
クルーズ船で航海中にギャンブルで負けて後悔?!
今回は、「豪華客船で有名な「飛鳥」の船内にあるカジノでは、合法的にチップを換金することができるのか?」ついて説明します。
日本を離れて沖に出たら、カジノでチップを換金しても違法にならない様な気がしますよね?
さて、換金できるのか?できないのか?を説明します。
【結論】
飛鳥など日本のクルーズ船内では、カジノで換金することはできません。
例え沖に出ても、チップを換金すると違法になります。残念!
目次
豪華客船「飛鳥」の船内にあるカジノでは合法的に換金することはできない
日本を代表するクルーズ船と言えば、豪華客船として有名な「飛鳥」。今は、飛鳥Ⅱが現役で就航していますよね。
なかなか予約が取れないと言う声を聞きますが、旅行代金を見ると大人一人最低15万円ぐらいから。
上を見ればキリがないですが、100万円超えの旅行プランもあります。
皆さんセレブです。
僕は、離島の連絡船しか乗ったことがありませんので羨ましいです。
そして、この豪華客船「飛鳥」の船内には、クルーズ船でお約束のカジノも併設されています。
海の上のクルーズ船の中で、カジノができるんですよ!
贅沢の極みじゃありませんか。
ギャンブル好きの僕としては、一度は経験してみたいですね。
・・・と、ここで気になるのが、豪華客船「飛鳥」の船内にあるカジノは、チップを換金することができるのか?ということ。
カジノで換金ができないと、面白さは半減してしまいます。
果たして、豪華客船「飛鳥」のカジノは、合法的に換金することができるのでしょうか?
この答えは、豪華客船「飛鳥」の公式サイトにしっかり説明されていました。
画像引用元:郵船クルーズ株式会社 https://www.asukacruise.co.jp/introduction/inboard/entertainment_culture/monte-carlo/
↑実は上の画像の赤枠の中の文章で、今回この記事で伝えたいことがすべて集約されています。
よく内容を覚えておいてください。
まず、「チップ及びコインを、現金や記念品に交換することはできません」と書いてあります。
豪華客船「飛鳥」のカジノでは、いくらゲームでチップやコインを儲けても、それを換金することはできないんですね。
もちろん、現金以外なら交換できると言うこともなく、物品に交換することもできません。
このことから豪華客船「飛鳥」のカジノは、純粋にカジノのゲームを楽しむ施設と言えるでしょう。
ルーレットやブラックジャック・スロットなどが、実際にカードやチップに触れながら楽しめるのです。
ディーラーと会話したり、仲間と一緒にプレイすることもできるが良いですね。
これは、スマホで遊ぶオンラインカジノでは体験できないことです。
でも、なんかスッキリしません。
豪華客船「飛鳥」のカジノが換金できない、換金しない理由が分からないからです。
・本来なら合法的に換金できるが、豪華客船「飛鳥」の運営方針として換金しない。
・そもそも、チップを換金すると違法になるので換金したくてもできない。
のどちらなんでしょうか?
もし、豪華客船「飛鳥」の運営方針で換金しないだけなら、他のクルーズ船を選べば換金できるカジノで遊べるかもしれないからです。
まあ、答えは分かっていると思いますけど、下の「換金したいけど、違法になるので換金できない」が正解です。
豪華客船「飛鳥」のカジノでは、合法的にチップを換金することはできません。
「え?日本の陸地を離れて沖へ出ても違法になるの?」
そうです、違法になります。
公海上にいるクルーズ船には、そのクルーズ船の国籍の法律が適用される
なぜ、豪華客船「飛鳥」の船内にあるカジノは、日本の陸地を離れて沖へ出ても換金が違法になるのでしょうか?
それは、公海上にいるクルーズ船(船舶)は、そのクルーズ船の国籍(船籍)の法律が適用されるからです。
豪華客船「飛鳥」の船籍は、もちろん日本です。
ですから、日本を離れて遠くどこまで沖に出ても、豪華客船「飛鳥」の船内では賭博は違法になるのです。
ちなみに、公海って分かりますよね?
どこの国の領域や権利にも属さない、公(おおやけ)の海のことです。
具体的には、日本の陸地から200海里(約370㎞)以上離れると、日本の権利が及ばなくなる公海になります。
公海はどこの国のものでもないので、クルーズ船内は、その船の船籍の国の法律になると言うわけです。
飛鳥は公海上でも日本の法律が適用されるのでチップを換金すると違法になる
豪華客船「飛鳥」は、もちろん日本船籍のクルーズ船。
公海に出ても、引き続きそのまま日本の法律です。
そして、日本の法律では金品を賭けることは賭博罪で禁止されていますので、もし、カジノでチップを換金すれば違法となるわけです。
※記事冒頭の画像に、「飛鳥Ⅱは日本船籍のため~」と書いてある部分がこの理由です。
と言うわけで、今回の疑問「豪華客船”飛鳥”のカジノは、合法的に換金できるのか?」の答えは・・・
「海洋上のどこにいても、飛鳥は日本船籍なので換金できない。換金すれば違法になる」となります。
当たり前と言えば当たり前のことですが、日本の陸離から遥か370㎞も離れれば「ここって日本じゃないから、もしかして賭博しても大丈夫?」って思う気持ちも分かります。
豪華客船「飛鳥」は、日本近海をクルーズするプランが中心ですが、約100日間に渡って世界を一周するプランもあります。
そんな時に「船内のカジノでは、合法的にチップを換金できるのかな?」って疑問に思うみたいですね。
外国船籍のクルーズ船なら公海上でも合法的にカジノで換金することができる
それでは、日本船籍「飛鳥」の話は一旦置いておいて、外国籍のクルーズ船の場合はどうなるのでしょうか?
例えば、プリンセス・クルーズと言う豪華客船があります。
アメリカ船籍のクルーズ船ですね。
アメリカは、ラスベガスがあるように合法的に賭博を行うことができる国です。
つまりプリンセス・クルーズなら飛鳥と違い、公海上でもカジノで換金することができます。
日本人でも、もちろん違法になりません。
このように公海では、そのクルーズ船の船籍国の法律が適用される、と言うことを覚えておいてください。
但し、もちろんその船籍の国自体が、日本のように賭博を禁止していたら違法になります。
「外国のクルーズ船だから、合法的にカジノで換金できる」のではなく、「そのクルーズ船の国では、賭博が合法化されているから違法にならない」が正しい解釈です。
日本に停泊中のクルーズ船には、日本の法律が適用されるのでカジノで換金すると違法
では、プリンセス・クルーズが日本の港に停泊中は、船内のカジノで換金することはできるのでしょうか?
この場合は、チップを換金することはできません。
もし換金すれば、日本の賭博罪に違反し逮捕されるでしょう。
日本の港に停泊している間や湾内では、外国船籍のクルーズ船でも日本の法律が適用されます。
例え、賭博が合法化されているアメリカのプリンセス・クルーズ船でも、船内のカジノで換金すれは違法となってしまうので気を付けましょう。
と言うより、日本の湾内では船内のカジノは閉まっていますけどね。
豪華客船「飛鳥」のカジノは換金できないが、子供が参加することもできない
最後に余談です。
豪華客船「飛鳥」の船内カジノは、海洋上のどこにいても換金ができないことは説明しました。
となると、賭博ではなくカジノ”ゲーム”だから子供も一緒に遊べるの?と思うかもしれません。
でも、18歳未満のカジノへの参加は、飛鳥ではお断りとなっています。※これも記事冒頭の画像に書かれています。
いくらお金を賭けていなくても、やはり子供がカジノで遊ぶのは道徳上よくないですからね。
僕は小学生のころ、友達と花札で遊んでいて母親に怒られたことがあります。
これと同じ(?)です。
【まとめ】飛鳥のカジノは換金できないので外国船籍の豪華客船を選ぶべき
カジノが第一の目的で、豪華客船「飛鳥」を選ぶ人は少ないでしょう。
本当にカジノで遊びたいのなら、ラスベガスやマカオのリアルカジノに行くはずですからね。
あくまで、クルーズ船を楽しむ中のひとつとしてカジノがあるわけです。
でも、どうしてもクルーズ船内で合法的に換金できるカジノで遊びたい人は、カジノが合法化されているアメリカのプリンセス・クルーズのような、外国籍の豪華客船で旅行するべきです。
日本の港では日本の法律が適用され、例え船内にあるカジノでも換金はできませんが、外国船籍のクルーズ船なら、日本の領海を離れて公海上へ出れば違法にならず合法的に換金することができます。
・どこの国の船籍なのか?
・海洋上のどこにいるのか?
の2つが、クルーズ船のカジノで換金できるかどうかの判断ポイントとなります。
オンラインカジノなら公海上で飛鳥から遊んでも違法にならない
せっかくなので、今回のようにカジノのお客さん(プレイヤー)の場所が移動するクルーズ船と、離れた相手とカジノで勝負をするオンラインカジノとを、違法なのか?合法なのか?と言う視点で比べてみたいと思います。
先に結論を言っておきますと・・・
「オンラインカジノなら、日本の法律が適用される場所にいても違法にはならない」です。
だから、飛鳥に乗船して公海上でオンラインカジノを遊んでも、逮捕などされる可能性はほぼないと言えます。
その理由を説明しますね。
オンラインカジノでは運営者とプレイヤーにそれぞれ別々の法律が適用される
今回の豪華客船「飛鳥」とオンラインカジノとの一番の違いは、お客さんと勝負する相手、つまりカジノの運営者(ディーラー)がどこにいるのか?です。
豪華客船「飛鳥」の場合、お客さんと運営者は一緒に行動しています。
日本の港に停泊していても、公海上を航行していても同じ場所にいます。
同じクルーズ船に乗っているわけですから、当たり前のことですよね。
しかしオンラインカジノの場合、プレイヤーは飛鳥に乗船していて移動していますが、運営者(ディーラー)は常に海外にいます。
豪華客船「飛鳥」には乗っていません。
具体的に説明すると、例えばベラジョンカジノの運営元はマルタ共和国ですから、相手はヨーロッパのマルタ共和国に常にいるわけです。
こうした離れた相手とカジノで勝負できるのが、”オンライン”カジノの特徴ですよね。
ここでちょっと問題が起こるのです。
豪華客船「飛鳥」に乗っているプレイヤーは、海洋上のどこにいても日本の法律が適用されるため、オンラインカジノでお金を賭ければ賭博罪に違反する恐れがあります。
しかし、反対にベラジョンカジノの運営者はマルタ共和国にいるわけですから、常にマルタ共和国の法律が適用されます。
外国にいる運営者には、日本の法律は及びません。
そして、マルタ共和国ではカジノは合法化されています。
何が言いたいかと言うと・・・
・プレイヤーは、日本の法律で賭博罪に違反する恐れがある
・しかし、運営者はマルタ共和国にいるので違法にならない
と言う現象が起こってしまうのです。
リアルカジノ(ランドカジノ)なら、運営者とプレイヤーはそれぞれ同じ場所にいるので同じ法律が適用されます。
しかし、インターネットを利用するオンラインカジノは、運営者とプレイヤーが国境を跨(また)いで離れた場所にいるので、ぞれぞれ別の国の法律が適用されるのです。
オンラインカジノは相手が海外にいるため日本の法律で逮捕できない
この場合、どうなるのでしょうか?
現在の日本の法律では、プレイヤーを逮捕しても裁判で有罪にすることはできないと解釈されています。
カジノ賭博の共犯者である運営者を、日本の法律で逮捕できないからです。
賭博って、運営者とプレイヤーの双方がいて成り立つのに、片方だけ逮捕するのは法律面から見ておかしいですよね。
実際YouTube上では、多くの人がオンラインカジノの動画を公開しています。
本物のお金を賭けている訳ですから、これだけ見れば賭博罪に違反している可能性が高いです。
でも、相手の運営者は海外。
警察もプレイヤーを逮捕しても有罪にできないので、見逃しているのが現状です。
日本の賭博罪が改正されない限り、オンラインカジノで逮捕されることはない
なぜ、このような”法律の抜け穴”が可能なのでしょうか?
それは、現在の日本の賭博罪が古すぎて時代に追いついていないからです。
賭博罪ができたのは、昭和初期。
その当時、まさかインターネットを使って、海外の相手とカジノ賭博をすることなんて想像できないですよね。
もし、オンラインカジノを明確に違法賭博にするのなら、賭博罪を改正する必要があります。
でも、国会はオンラインカジノを取り締まる気配はなさそうですし、何より反対にIR推進法が可決され、日本でもカジノが合法化されたぐらいです。
リアルカジノが合法でオンラインカジノが違法と言うのは、ちょっと変だとは思いませんか?
豪華客船「飛鳥」の船内でもオンラインカジノなら換金することができる
わざわざ豪華客船「飛鳥」でクルーズしてまで、オンラインカジノをする人はいないと思いますが、オンラインカジノなら飛鳥の船内からでも違法にならずに換金することができます。
ちょっとした空き時間に、スマホから遊べるのがオンラインカジノの良い点なので、就寝前の客室でひと勝負どうですか?
豪華客船「飛鳥」は、船内でもWi-Fi接続ができるサービスが提供されていますので、陸地から離れた公海上でもオンラインカジノに接続することができます。
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