ルーレットでモンテカルロ法を使って失敗して負ける原因の解説!
モンテカルロ法は、モナコのカジノを潰したと言う「都市伝説」がある攻略法(?)です。
「なのに勝てないじゃん…なぜ失敗するの?」
今回はこんな疑問にお答えしようと思います。
ついでにモンテカルロ法の弱点や、欠点についても説明しますね。
目次
モンテカルロ法で負けることはある
まずルーレットで、モンテカルロ法を使って負ける原因について説明します。
そもそもモンテカルロ法は、100%必ず勝てる必勝法や攻略法ではないからです。
だから失敗して負けても、それは全然おかしくはありません。
モンテカルロ法に限らず、マーチンゲール法やココモ法などすべての「〇〇法」について同じことが言えます。
モンテカルロ法を使って100%必ず勝てるのなら、世界中のカジノが潰れているか使用を禁止されているハズです。
でも実際はこんなことはないので、つまり負けることもあると言うことです。
モンテカルロ法は攻略法ではなく、ルーレットを楽しむためのひとつの賭け方(手法)だと思った方がいいでしょう。
失敗して負ける3つの主な原因
「3倍配当のモンテカルロ法は、最後は必ずプラスで終わる」と言われています。
ルーレットなら、ダズンベットとコラムベットが3倍配当ですね。
最後は必ずプラスで終わるのに、なぜ失敗して負けることがあるのでしょうか?
その主な原因3つを説明します。
ベット額が上限を超えてしまう
モンテカルロ法は、負けた金額を次ゲーム以降に繰り越して行きます。
勝った時に、その繰り越していた負け額の一部を取り戻す訳ですが、なかなか勝てずに連敗をすると、1ゲームに賭ける金額がかなり大きくなることがあります。
初めは、4ドルベットでスタートするモンテカルロ法ですが、下の表のように連敗をすると1ゲームで100ドル以上賭けることになるのです。
注意しなければいけないのが、この1ゲームに賭けることができる金額に上限があると言うことです。
無制限にいくらでも賭けられるわけではなく、ベットできる上限が各テーブルごとに決まっています。
このベットできる上限金額を「テーブルリミット」と言います。
テーブルリミットがある中でモンテカルロ法で連敗をして行くと、あるゲーム数でこのテーブルリミットにベット額が達してしまうのです。
この場合、もちろんそれ以上賭けることができませんので、そこで強制的に終了となるわけです。
それまでの負け額を取り戻すことなく、途中でモンテカルロ法が終了します。これを「損切り」と言います。
これがモンテカルロ法の失敗であり、一つ目の負ける原因です。
先ほどの説明を思い出して下さい。
モンテカルロ法は、最後はプラスで終わります。
しかし、途中でやめた場合はプラスで終わらないのです。
仮にテーブルリミットがなければ、理論上はモンテカルロ法は失敗しません。
1セットが終わる「最後」まで、とことんルーレットで勝負し続ければ良いからです。
でも、テーブルリミットがないルーレットはありません。
ベットできる上限額に制限がありますので、そこに達した時にモンテカルロ法は失敗となるのです。
矢印のところにテーブルリミットが表示されています。
このルーレットでは「$0.5~2,000」ですね。
資金不足で金額が足りなくなる
モンテカルロ法が、失敗する原因の二つ目です。
一つ目のテーブルリミットよりも、実践ではこちらの方が遭遇しやすいでしょう。
それは資金不足になりベットできなくなるケースです。
先ほどのテーブルリミット同様、モンテカルロ法は連敗すると1ゲームに賭ける金額が大きくなって行きます。
上の表で右端の「累計損益」を見てみると、28ゲーム目には最大マイナス700ドルにもなっています。
この時点で、すでに約8万円も負けている訳です。
皆さん、この金額まで資金(予算)が持ちますでしょうか?
実はモンテカルロ法が失敗する多くのケースでは、テーブルリミットに達する前に資金の限界に達してしまうのです。
また、仮に資金があっても「これ以上は怖くて勝負できない…」と自ら損切りする人もいます。
1ゲームに賭ける金額が多くなりすぎて、資金が破産してそこで強制的に終了。
これがモンテカルロ法で失敗して負ける、原因の二つ目です。
メモ間違えや計算間違え
モンテカルロ法が失敗して負ける原因の三つ目ですが、これは気を付ければ防ぐことができます。
モンテカルロ法は負けた金額をメモしながら、進めていくと言う特徴があります。
しかし、そのメモや足し算の計算を間違えると、最後まで終わったのにも関わらず、プラスではなくマイナスで終わることがあります。
そもそも、計算を間違えればモンテカルロ法をやってる意味がないので、当然と言えば当然ですよね。
2桁までなら暗算できますが、連敗して3桁の数字が出てきた時は素直に計算機を使うことをおすすめします。
以上の3つが、モンテカルロ法が失敗して負ける原因です。
「最後まで」終われば、必ずプラスになって勝てるモンテカルロ法ですが、最後まで行けずに途中で「損切り」するケースがあることを知って下さい。
モンテカルロ法は、理論上は必ず勝てる攻略法(?)です。
しかしカジノの各テーブルにはテーブルリミットがありますし、自分が用意できる資金にも限界があります。
このようなことが原因で、現実は負けることがあるのがモンテカルロ法なんです。
モンテカルロ法を使えば(資金が無限にあれば)理論上は勝てます
— H. Anonymous. H (@fuguriii) August 1, 2017
モンテカルロ法の弱点と欠点
最後にモンテカルロ法の弱点や、欠点を説明します。
先ほどの3つの失敗する原因こそが、モンテカルロ法の弱点でもあり欠点ですが、その他のもう少し細かい部分を紹介しますね。
負けを一度で全て取り返せない
モンテカルロ法は、負けた金額をメモして行き勝った時に取り戻す方法です。
似たようなものに、マーチンゲール法がありますよね。
マーチンゲール法は1回勝つだけで、それまで負けていた金額を一気に取り返すことができます。
これに対してモンテカルロ法は、連敗した後などは一度の勝ちではすべて取り返すことができません。
短いゲーム数内で、勝ち続けなければいけないのです。
これがモンテカルロ法の弱点なんです。
2連勝3連勝と勝ちを重ねれば、そこで1セット終了となりプラスで終わることができます。
しかし一度の勝ちで取り戻せない場合は、再び連敗してしまう可能性があるのです。
必要な資金が分かりにくい
マーチンゲール法は、2倍…4倍…8倍…とベット額が倍々に増えてきます。
増え方は尋常ではないですが、この先連敗した場合どれだけ資金が必要か予想することができます。
しかし、モンテカルロ法は計算方法が少しややこしく、途中で勝つとベット額が減ることもあり、この先どれぐらい資金が必要か予想がしにくいと言う欠点があります。
特に上の表のように、ゲーム数が30ゲーム辺りを超えてくると急激にベット額が増えます。
ベット額が急に増えると、どうなるかは予想が付きますよね。
そう、テーブルリミットに引っかかったり資金不足になるのです。
モンテカルロ法は展開が読みにくいのが欠点ですね。
他の攻略法より時間効率が悪い
これはある程度の慣れの問題かもしれません。
モンテカルロ法は、メモを取りながら賭けていく攻略法(?)です。
そのためマーチンゲール法など、他の攻略法に比べて手間がかかります。
ハッキリ言ってメンドクサイです(笑)
計算にもたついていると、ルーレットの賭けの締め切りに間に合わなかったりもします。
その分、消化するゲーム数が少なくなるので、時間効率が悪い攻略法と言わざるを得ません。
これはモンテカルロ法に慣れて、間違えることなく計算できれば問題はありませんけどね。
【結論】モンテカルロは攻略法でない
モンテカルロ法が必ず勝てる攻略法だと思っていた人は、今回説明したことから「モンテカルロ法は失敗することもある」と言うことを覚えておいてください。
カジノに限らず、あらゆるギャンブルに「必勝法」などの類はありませんよ。
勝負の結果がどうなるか分からないので、ギャンブルは面白いんです。
「勝つか負けるか分からない…成功するか失敗するか分からない…」
こんなドキドキした気持ちを持って、モンテカルロ法を使ってみてはどうでしょうか?
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