ルーレットはネイバーベット法やシフトベット法などゾーン賭けで勝てるのか解説!

2020年5月5日

ルーレットの攻略法と言われている「ネイバーベット法シフトベット法」についてです。

この2つの攻略法は、ルーレットを4分の1のゾーンに分けて賭ける方法ですね。

ディーラーの癖を見抜いて、そのボールが落ちやすいゾーンを予想するわけです。

果たしてこのシフトベット法やネイバーベット法を使えば勝てるのでしょうか?

【先に結論です】

ルーレットはゾーン賭けをしても勝ちやすくはなりません。

ディーラーに癖や偏りはあるかもしれませんが、物理的にそれを予想して賭けるのは不可能です。

結果、シフトベット法やネイバーベット法で賭けても、特別に勝ちやすくはならないです。

とてもじゃないですが、攻略法とは言えませんね


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シフトベットやネイバーベットでも勝ちやすくならない

「ネイバー」とは、グーグル先生に聞いたところ「近所の・近くの」と言う意味らしいです。

「シフト」は「配置」とか言う意味がありますね。

ゾーンは「地域・区域」と言う意味です。

 

何だか横文字の名前が付くと、本当に勝てる攻略法に聞こえてしまうのが不思議です。

でも、シフトベット法やネイバーベット法などでゾーン賭けをしても、ルーレットで勝ちやすくなることはありません。

所詮(しょせん)は、確率なりの結果に落ち着くのです。

そもそも、ルーレットなどギャンブルに攻略法や必勝法の類なんかないですよ。

もしあれば、とっくにカジノ側が対策をしています。

 

ディーラーの癖や偏りを狙う賭け方

シフトベット法やネイバーベット法は、ルーレットのディーラーの癖を予想し、ボールが入りやすいゾーンにまとめてベットする方法です。

簡単にそのやり方を説明すると、ルーレットの数字を図のように4等分します。

 

例えば、これを

・ゾーンA

・ゾーンB

・ゾーンC

・ゾーンD

とします。

ゾーンを別名「セッション」と呼ぶ場合もありますね。

 

そして、そのディーラーがどのゾーンにボールが落ちやすいか(入りやすいか)と言う癖を見抜き、そのゾーンにまとめて賭けるのがシフトベット法やネイバーベット法です。

つまり、ルーレットの4分の1の”ゾーン”に、まとめてストレートアップベットで賭けるわけですね。

 

1ドルずつ賭けると1ゲームあたり9ドルベットすることになり、当たった場合は36ドルの配当がもらえます。

当然、当たる確率は4分の1(約25%)ですね。

4回に1回当たれば”チャラ”になりますが、うまくゾーンを予想することができれば勝ちやすくなると言うのが、シフトベット法やネイバーベット法の特徴です。

 

このシフトベット法やネイバーベット法の攻略法ポイントは、ディーラーの癖をいかに見抜けるかどうか…?ですね。

やはり、ディーラーも人間なのでボールを投げる癖があり、ボールが入る数字にも偏りが生じる…らしいです。

果たしてルーレットのディーラーには、本当に癖や偏りはあるのでしょうか?

 

癖はあるが物理的に数字は狙えない

以前、こんな記事を書きました。

この記事の最後にも、再度リンクを貼っておきますのでぜひ読んで下さい。

 

この記事の内容の要点は・・・

・ルーレットのディーラーは、特定の数字を狙うことは物理的に不可能

・もし、ディーラーが数字を狙えるのなら、カジノ側が不正対策をする

です。

 

シフトベット法やネイバーベット法は、ディーラーがボールをどの位置で投げ入れたのかを瞬間に見極めます。

そこからどのゾーンに落ちるのかを予想し、そのゾーンに賭けるわけです。

ルーレットはディーラーがボールを投げ入れた後も、しばらくはベットすることができます。

そこをうまく活用した方法が、このシフトベット法やネイバーベット法です。

 

でも、ディーラーにボールを投げる癖があっても、それが毎回同じゾーンに落ちやすいのか?と言えば、それはどう考えても物理的に不可能でしょう。

ルーレットのホイールとボールは逆回転していますし、ホイールには突起状の障害物もあります。

各数字の穴も浅く、ボールがよく弾かれますよね。

時にはボールが落ち始めた数字と、正反対の方向へ転がって行く時もあります。

普通に考えれば、仮にディーラーが同じタイミングでボールを投げ入れても、その後の多くの不確定要素によりボールが入る場所は予想できません。

 

もしこれが、

・ホイールが回転しない

・数字の穴が深い

・ボールが鉛でできていて弾まない

などの条件なら、ディーラーが毎回同じ力でボールを投げ入れれば、ある程度は同じゾーンにボールが落ちるかもしれません。

 

でも、現在のカジノのルーレットのやり方では、ディーラーの癖により特定のゾーンや数字に入りやすくなることは、どう考えても物理的に不可能です。

ディーラーに癖はあると思いますが、その癖がボールが入る結果には影響しないのです。

また偏りについてですが、これは偏りはあって当然だと思います。

逆に、例えば「ゾーンA → ゾーンB → ゾーンC → ゾーンD」などのように、各ゾーンに順番に入る方が不自然でおかしいです。

 

ルーレットは普通に賭けていても、0が3回連続で出たり赤に10連続で入ったりします。

いわゆるこれは確率の偏りですね。

この偏りの原因は、結果を数十ゲーム~数百ゲームと言う短期間で見るから偏っているわけで、数千ゲーム~数万ゲームと言う長期間で見れば、どの数字にもほぼ確率通りに入る結果となります。

 

ここまでをまとめると・・・

・ルーレットのディーラーには、ボールを投げる癖はあるかもしれないが、それが結果には影響しないし結びつかない。

・ボールが入る偏りは確率の偏りが原因であって、ディーラーの癖が原因ではない。

 

つまり、シフトベット法やネイバーベット法を使ってゾーン賭けをしても、当たりやすくはならない(勝ちやすくはならない)となるわけです。

もし、ディーラーに癖があってボールが入る数字に顕著な偏りがあるのなら、カジノ側が対策をしているはずです。

↑一理あると思います。

 

25%の確率でしか当たらない

ところでシフトベット法やネイバーベット法って、4分の1(約25%)の確率でしか当たらないんですよねぇ。

言い換えれば、ルーレットの全37個の数字のうちの9個、つまり4分の1も手広く賭けないと当てられないわけです。

ディーラーの癖を見抜くのなら、もっと精度が高くないと攻略法とは言えません。

例えば、「3つの隣り合った数字だけをピンポイントで狙える」とかだったら、それはかなりスゴイことだと思います。

12分の1(約8%)を狙えるわけですから、このレベルなら確実に勝てそうですね。

 

また逆に言えばディーラーの癖を見抜かずにシフトベット法やネイバーベット法でテキトーに賭けていても、4分の1の確率で当たるわけです。

普通に9個の隣り合った数字を賭ければ、4回に1回は当たります。

これでは、癖を予想してそれが当たったのか、単に確率で当たったのかが分かりません。

やはり「4分の1のゾーンに賭ける」と言うのは、攻略法と呼ぶのにはあまりにも精度が悪すぎます。

 

ゾーン賭けは75%の確率で当たる!?

シフトベット法やネイバーベット法を、実際に試すと分かることがあります。

それは「もしかして、この攻略法は本当かも?勝てそう…?」って。

シフトベット法やネイバーベット法って、やってみると当たりそう(勝てそう)な気がするんですよね。

それはなぜか?

 

それはシフトベット法やネイバーベット法が、隣り合った9個の数字にまとめてゾーン賭けをするからです。

人間の心理として、自分が賭けたゾーンと隣り合った左右のゾーンにボールが入ると「惜しい」と感じますよね?

また例えハズレても、自分の賭けたゾーンにボールがかすめて行ったり、通過して行ったりするとこれまた「惜しい」と感じます。

この「惜しい」がクセモノなんです。

 

具体例を挙げます。

ゾーンBに賭けていたとします。

この時、ゾーンAかゾーンCにボールが入れば「惜しい…隣のゾーンだった。次は少しタイミングを調整しよう」と思います。

また、賭けていたゾーンBをボールが通過すれば、仮にハズレても「狙いは正しかった」と思ってしまいます。

人間の心理として「惜しい=当たりそう」と感じてしまうんですね。

 

でも、ハズレはハズレ。

例え、賭けたゾーンのすぐ隣の数字にボールが入っても、ハズレには変わりはありません。

元々、シフトベット法やネイバーベット法は4分の1と手広く賭けているのに、更に「惜しい」まで含めたら実質4分の3(約75%)の確率で当たることになってしまいます。

予想がハズレた時点で、ディーラーの癖は読めないと素直に理解すべきです。

早い話が、シフトベット法やネイバーベット法が当たりやすいと感じるのは、人間の錯覚ですね。

 

例えばルーレットの赤に賭けた場合、結果ボールが黒に入ってハズレても、必ず「惜しい」と言う気持ちになります。

それは、ルーレットは赤と黒が交互に配列されているので、必ず赤にボールが絡むからです。

でもハズレはハズレ。

 

1点賭けをしているのならともかく、9個も賭けておいて「惜しい」はないでしょ。

シフトベット法やネイバーベット法は、人間の心理をうまく利用した勝てない攻略法と言えます。

「プロのディーラーが推奨する攻略法」って言う人もいますが、どう考えても怪しいですよね。

 

所詮は確率通りの結果になる

シフトベット法やネイバーベット法を使ってゾーン賭けをすれば、短期間ではたまたま勝てることもあります。

3分の1の確率で当たり続けたり、時には2分の1の確率で当たり続けることもあるでしょう。

それは、元々シフトベット法やネイバーベット法が、4分の1と言う高い確率で当たる賭け方をしているからです。

でも、数千ゲーム~と言う長期間ゲームを消化すれば、理論上の当たる確率4分の1に限りなく近い結果になります。

 

シフトベット法やネイバーベット法は、ディーラーの癖を見抜いて当てているのではなく、単にルーレットの結果を予想して賭けているだけに過ぎません。

ルーレットの結果は、短期間では偏って当然です。

ディーラーの癖で偏っているわけではないです。

シフトベット法やネイバーベット法は、数ある攻略法と呼ばれている中でも、かなり”雑なデキ”の部類に入ると思います。

 

【結論】ゾーン賭けで勝てるならカジノ側は対策する

僕の結論は、上の見出しの通りです。

記事中にも書きましたが、もしシフトベット法やネイバーベット法が通用するなら、カジノ側が対策をするはずです。

ディーラーが特定の数字を狙えたり、無意識でも癖により結果に偏りが生じるのなら、そうならないように何らかの対策をします。

プレイヤー側が勝ちやすくなると言うことは、カジノ側が損をすると言うことです。

何も対策をしないわけがないですし、ましてや世間にあふれている攻略法や必勝法の類を、カジノ側が知らないわけがありません。

 

「攻略法や必勝法があるのは知っているけど、使っても勝ちやすくはならないので対策しなくていいよね」

これがカジノ側の見解です。

 

・なぜ、ルーレットのホイールを回転させるのか?

・なぜ、ボールは逆回転で投げ入れるのか?

・なぜ、ホイールには突起物(障害物)があるのか?

・なぜ、ボールはあそこまで弾むのか?

・なぜ、各数字の穴は浅いのか?

・なぜ、定期的にホイールの回転方向を変えるのか?

・なぜ、ディーラーを定期的に交代させるのか?

 

これらすべては、ルーレットの結果に確率以上の偏りが生じるのを防ぎ、プレイヤー側に予想できなくするためです。

そして、ディーラーが特定の数字を狙って不正をできないようにするための「対策」です。

 

カジノ側は、膨大なルーレットの結果のデータを持っています。

現在のこのやり方なら、ルーレットの結果がランダム(無作為)抽選となり、確率通りになると判断しているわけです。

シフトベット法やネイバーベット法が勝てる攻略法かどうかは、カジノ側が一番知っているのです。

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