ルーレットで緑色の0や00が出る確率は?配当の倍率は何倍か解説!
ルーレット初心者の人が気になる「緑色の0」について説明します。
・0って緑色なので何か特別な数字なのかな?
・0と00に違いはあるの?
・0の出る確率や配当を知りたい!
この記事を読めば、こんな疑問が解決できますよ。
【先に結論】
・00はアメリカンのみにある数字で0と同じ。
・0や00は緑色で偶数でもないため不利な数字。
・ファイブナンバーベットは損する賭け方。
・ヨーロピアンルーレットで勝負するべき。
目次
ヨーロピアンとアメリカンの2種類がある
ルーレットの中には0しかないルーレットと、0と00の両方があるルーレットの2種類があるって知ってますか?
・0しかないルーレット…ヨーロピアンルーレット
・0と00の両方があるルーレット…アメリカンルーレット
と言います。
ヨーロピアンルーレットは、シングルゼロ(ルーレット)とも呼ばれていますね。
双方には0の数の違いがあるだけで、基本ルールは同じと思って大丈夫です。
ヨーロッパのカジノ発祥だから、ヨーロピアンルーレット。
アメリカのカジノ発祥だから、アメリカンルーレットです。
そのまんまですね。
カジノでルーレットに座ったら、まずは緑色の0の数をチェックしましょう。
↑ゼロが2つのアメリカンルーレット
↓ゼロが1つのヨーロピアンルーレット
0の配当は他の数字と同じ
アメリカンルーレットの場合、0と00とに違いはありません。
それぞれ別の数字として扱われますが、表記が違うだけで特別な違いはないです。
またどちらのルーレットでも、0は他の数字と賭け方(賭けた時の対象のなり方)が違います。
0や00は緑色なので赤黒では賭けられませんし、0や00は偶数でも奇数でもないからです。
※こちらについては後述します。
ただ、ストレートアップベットで0や00に賭けた時の配当は、他の1~36の数字と同じ配当です。
「0や00だから、緑色だから当たると配当がデカい!」と言うことはありません。
※ストレートアップベットとは、その数字に直接賭ける賭け方です。
読み方はゼロとダブルゼロ
0と00の正しい読み方を知ってますか?
0の読み方は「ゼロ」で、00は「ダブルゼロ」と読みます。
これも覚えておきましょう。
ヨーロピアンの0の確率は1/37
ヨーロピアンルーレットには、0~36までの37個の数字があります。
緑色の0が出る確率は見たままの1/37です。
特別0だけ入りやすい、入りづらい造りになっているわけではありません。
ルーレットではすべての数字が出る確率は、各1/37と物理的な構造は平等になっています。
0だけ穴の幅が大きいとか、小さいと言うことはありません。
アメリカンで0や00の確率は各1/38
0と00があるアメリカンルーレットでは、緑色の0と00が出る確率は1/38ずつとなります。
00と0~36までの、合計38個の数字があるからです。
こちらも見た目のままで、38個の数字はすべて平等に造られています。
基本的に0が一つのヨーロピアンルーレットと、0と00があるアメリカンルーレットとの違いは00の有無の違いだけです。
パッと見て、シングルゼロならヨーロピアンルーレット、ダブルゼロならアメリカンルーレットになります。
ただ、物理的なルーレットの構造の違いは00の有無だけですが、もちろん00の分だけ当たりやすさが違ってきます。
ヨーロピアンもアメリカンも当たった時の倍率は同じなので、00が無いヨーロピアンルーレットの方が有利です。
0や00の配当はどちらも36倍
ルーレットで各数字に直接賭けるやり方を、ストレートアップベットと言います。
「2」が出ると思ったら、テーブル上の「2」の上にチップを置いて賭けるやり方です。
このストレートアップベットで、当たった時の倍率は36倍です。
1ドルを賭けたら36ドルの配当が払い戻されます。
これは0や00でも同じ。
ストレートアップベットで「0」に1ドル賭けて当たれば36ドルの配当がもらえ、「00」も同様の配当です。
ストレートアップベットで当たる確率なんですが、先ほど説明したように…
・ヨーロピアンルーレットは1/37
・アメリカンルーレットは1/38
です。
でも、配当はどちらも36倍と同じ。
ヨーロピアンの方が当たりやすい
もう、お分かりですよね?
配当が同じなのに、各数字が出る確率がヨーロピアンルーレットの方が高いのです。
アメリカンルーレットは00がある分、出る確率が低くなります。
本来なら、アメリカンルーレットの配当が37倍になっても良さそうな気もしますが、配当はヨーロピアンルーレットと同じ36倍。
なぜアメリカンルーレットが、このような配当のルールになっているかと言うと、単純にカジノ側が多く儲けるためだからです。
特にこだわりがない限り、ヨーロピアンルーレットで勝負しましょう。
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アウトサイドベットでは当たらない
ストレートアップベットで(直接数字に)賭けるやり方を、別名インサイドベットとも呼びます。
そしてストレートアップベット以外の賭け方を、インサイドベットに対してアウトサイドベット(赤黒・偶数奇数などの賭け方)と呼びます。
ルーレットで賭ける時の注意点として、0や00はインサイドヘッドでしか当たりません。
アウトサイドベットの賭け方では、0や00はベットの対象にならないからです。
0や00は緑色なので赤黒の対象外ですし、0や00は偶数でも奇数でもないからです。
黄色枠内がアウトサイドベットで、0や00はベット対象外です。
0や00には数字に直接賭ける、インサイドヘッドで賭けましょう。
フォーナンバーベットの配当は9倍
インサイドヘッドには、
・2つの数字に跨(また)いで賭ける「スプリット」
・4つの数字の隅に賭ける「コーナー」
などと言う賭け方もあります。
緑色の0や00にもこのような賭け方ができますが、一部、当たった時の配当が通常とは違うので気を付けて下さい。
0が一つのヨーロピアンルーレットでは、0とこれに隣接する1・2・3の数字と合わせて、合計4つ同時に賭けることができます。
この賭け方を「フォーナンバーベット」と呼びますが、この時の倍率は9倍。
1ドルを賭けて当たれば、9ドルの配当になります。
これは4つの数字の四隅に賭ける「コーナー」と同じですね。
例えば、1~6までの2列6個の数字に同時に賭ける「ダブルストリートベット」の倍率は6倍です。
しかし、0と1~3の2列4個の数字に同時に賭ける「フォーナンバーベット」の倍率は9倍になります。
ファイブナンバーは7倍配当で損する
気を付けて欲しいのが、0と00のダブルゼロであるアメリカンルーレットです。
0と00に1・2・3を合わせた、合計5つの数字に同時に賭けることができます。
これを「ファイブナンバーベット」と呼びますが、この時の倍率は7倍で1ドル賭けて当たれば7ドルの配当が支払われます。
…なんかおかしいと思いませんか?
1つの数字だけに賭ける、ストレートアップベットの倍率は36倍。
4つの数字に同時に賭ける、コーナーやフォーナンバーベットの倍率は9倍。
1つの数字で36倍なので、4つの数字に同時賭けならその4分の1で9倍。
これは納得できますよね。
でも、アメリカンルーレットのファイブナンバーベットは、5つの数字に同時賭けなのに倍率は7倍。
36倍の5分の1なら、本来は7.2倍でなければ帳尻がありません。
↑「配当は$7.00」って書いてあります。
小数点があるなら「$7.20」にするべきだと思いますが…。
なぜこんな倍率なのか?の理由は、「ルールだから」としか言えません。
恐らく倍率に小数点を取り入れたくないから、なんだと思います。
オンラインカジノならコンピューターが自動計算してくれますが、本場のリアルカジノでは、チップの配当はディーラーが暗算で計算するからです。
配当に小数点があると、お客さんもディーラーも分かりづらいし間違えの原因になりますからね。
「じゃ、7倍だとお客さんが損をするから、切り上げて8倍にするべきでは?」と思うかもしれませんが、8倍では今度はカジノ側が損をしてしまいます(笑)
1つの数字だけに賭ける、ストレートアップベット(シングルナンバーベット)の36倍を基準として、
・2つの数字同時に賭けるスプリットの倍率は18倍
・3つの数字に同時に賭けるストリートの倍率は12倍
・4つの数字に同時に賭けるコーナーの倍率は9倍
となっています。
2・3・4は、すべて36を割り切れる数字ですね。
同時に賭ける数字の個数と倍率が反比例していて、どれも「数字の個数x倍率=36」になっている点に注目です。
でも、アメリカンルーレットは0と00があるため、ファイブナンバーベットは5つの数字に同時に賭けます。
36を5で割ると7.2になり、整数で割り切れないので0.2倍が切り捨てされています。
ファイブナンバーベットは「数字5個x7倍=35」で、実は損をする賭け方なんです。
ストレートアップで賭けた方が良い
「どうしてもファイブナンバーベットで賭けたい」って言う場合は、0・00・1・2・3の5つの数字に自分で5分割してストレートアップベットして下さい。
100ドルをファイブナンバーベットに賭けるのではなく、20ドルずつ各5つの数字に賭けると言うことです。
【ファイブナンバーで100ドルx1点賭け】
当たる確率…5/38
配当…100ドルx7倍=700ドル
【ストレートアップで20ドルx5点賭け】
当たる確率…5/38
配当…20ドルx36倍=720ドル
になり、やはり0.2の倍率分だけカジノ側に多く取られています。
↑14と15の2つの数字に1ドル賭けているのが「スプリット」で18倍。
16~18の1列3つの数字に5ドル賭けているのが「ストリート」で12倍。
20~24の4つの数字に25ドル賭けているのが「コーナー」で9倍です。
【結論】緑色の0と00はカジノの儲けのため
以上がルーレットにおける、0や00の賭け方や配当になります。
で、何でルーレットに0や00があるのか?何で緑色なのか?と言う疑問が湧いてくると思います。
ズバリ、これはカジノ側が儲けるためにあります。
ヨーロピアンルーレットでは、0~36までの37個の数字があります。
ストレートアップで当たった時の配当は36倍。
本来なら、37倍にすべきだと思いませんか?
もしくは0を無しにして、36個の数字で36倍にするべきです。
でも、これだとカジノ側が儲かりませんよね。
赤or黒や偶数or奇数も、緑色の0や00がある分だけお客さんは不利になります。
アウトサイドベットでは、0や00が出ればカジノ側の総取りになるからです。
このようにカジノ側が儲かるようなルールにしないと、カジノ経営ができないですよね。
設備の維持費や光熱費、ディーラーなどの人件費もありますので。
ちなみにですが、0が一つのヨーロピアンルーレットと0が二つのアメリカンルーレット。
単純に勝ちやすさだけ比べるなら、絶対にヨーロピアンルーレットで遊ぶべきです。
00があっても、お客さんに特別有利なことはありません。
だから「ファイブナンバーベットは損する賭け方」と説明しましたが、それ以前にアメリカンルーレット自体が損するわけです。
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